転職エージェントは大手の方がいい?弱小転職エージェントにクソミソにされた話




転職活動をする人はどのように活動を進めていくか悩みどころでしょう。

自力で求人広告をネットなどで探すか。ハローワークに行くのか。もしくは転職エージェント経由で申し込むのか。

自力で探すのはそれなりに自由度がありますが、結構大変です。

ハローワークに関しては求人数が桁違いにありますが、なんとなく職種が偏っている印象があります。また求人の質もどうかなと……

そして転職エージェントですが、これは求人数もそれなりで面倒な手続きとかを代行してもらえるなどメリットもありますが、下手なエージェントに当たってしまうとメリットがないどころかデメリットが生じてしまいます。

ぼくは過去に一度エージェントを介して転職活動を行ったことがあったのですが、それがとんでもない体験だったので今回ちょっと紹介してみたいと思います。

 

転職エージェントを使ってみた

当時のぼくは某公務員を辞めたばかりで、民間企業への就職活動の方法というものが全くわからない状態でした。

就職活動を始めようとしているものの、何から手を付ければいいのか全くわからない。

「はてさて、何から始めればいいんだろ」と毎日毎日PCで求人を検索しては「ん?なんか違うな……。これはどうだろ。ん?これもなんか違うな……」とただ日々を無為に過ごしていました。

そんなときに目に付いたのが某求人サイトに載っていた「転職エージェント」の文字でした。

「転職エージェント」という言葉をそのとき初めて知ったぼくは、「なんかよくわからないけど、誰か手伝ってくれるなら縋ってみよ!」とそこまで深く調べもせず、サイトに掲載されていたエージェントのサービスを軽い気持ちで受けてみることにしました。

しかし、これがまずかった。。。。。。。

後々知ったのですが、ぼくが登録したのは所謂大手ではないエージェントのサービスでした。

登録から数日後、エージェントからメールが届き、そのままの流れで面談の日程が決まりました。

 

転職エージェントは全身〇〇で固めた男

待ち合わせ場所は家からそう遠くない駅の改札でした。

ドキドキしながら待っていると、30代半ばくらいの一人のお兄さんが声を掛けてきました。

彼が今回ぼくを担当してくれることになったエージェントでした。

黒縁眼鏡をかけたそのお兄さんは少しチャラい感じの話し方で「こいつ大丈夫か?」が第一印象でした。

「なんか胡散臭そうだな」と思いつつも自己紹介を終え、軽い世間話をしながら近くのドトールに向かいました。

彼は途中、「俺、大体週3日くらいしか働いてないんだよねー」などと、聞いてもいない情報を話し始めます。

「そうなんですかー。羨ましいですー」などとその与太話を軽く受け流していたそのとき、ぼくはあることに気が付いてしまいます。

(こいつ全身バーバリー身に着けてやがる……)

喋るにつれ高揚していくらしい彼の感情とは反対に、ぼくの彼に対する不審の目が強くなっていったのは言うまでもありません。

 

ドトールで軟禁状態

ドトールで席に着き、いよいよ面談が始まりました。

ぼくの全身から滲み出る警戒心を悟ったか、エージェント(以下バーバリー)はにこやかな表情で「緊張しないでいいからねー」などと言ってきます。

内心、「緊張じゃねーよ。心配してんだよ!」と思っていますが、決して口には出しません。

前の職場で習得した作り笑いを浮かべながらなんとかやり過ごします。

その後はぼくの経歴やら今後やりたい仕事、また前回の仕事はどうして決めたのかなどを聞かれたので、一つ一つ丁寧に回答しました。

(ぼくは英語がある程度わかるので、英語を使った貿易関係の仕事に興味がある、みたいなことを言いました)

すると彼は、「ふんふん」とメモを取るでもなく、手元のタブレットを弄りながらぼくの話を聞いているんだかいないんだかわからない状態です。

そして、一通りの質問が終わると「なうほど。わかりました。負け犬さんの希望も一応聞いてみたんだけどさ、とりあえずこうゆう仕事なんてどうかな」と彼はおもむろにタブレットをぼくの前に出します。

「どんな仕事紹介してくれんだろ」と思いながらそのタブレットを覗くと、画面に表示されているのは英語の「え」の字も載ってないB to Cの不動産営業の求人ページでした。

(ん?こいつふざけてんのか?ふざけてんなら俺はもう帰るぜ)

と思いながら、無言で彼の表情を確認します。

しかし、そこには一点の曇りもない清々しい表情のバーバリーの顔。

バーバリー
うん、負け犬君の希望もあるんだろうけどさ、やっぱ若いうちに転職を考えるなら、今後何年か先を見据えて今動かないとダメだと思うんだよね。で、こういった住宅の営業って大変だと思うけど、その経験は次転職するときに絶対評価されるし、数字が分かりやすいからよりいいと思うんだよ
ぼく
いや、でもぼくは貿易関係の仕事とかをしてみた……
バーバリー
考えてもみてよ、誰もが知ってる不動産会社の営業でトップの成績とか取ればそのときはもうどこにでも転職出来るようになるんだって。わかる?
ぼく
はぁ……

バーバリーの暴走が止まりそうもないので、ぼくは奥の手を出すことにしました。

それは、既に選考を受けている企業があって次が最終選考であること。そして、今日はその会社よりももっと良い条件の求人があれば考えてみようと思っていたこと、でした。

ぼくの発言を聞くと、バーバリーの表情が曇ります。

バーバリー
そうなんだ。あれ?でもメールの時は何も言ってなかったよね?
ぼく
「はい、あの後に通過の通知を貰ったので伝えるタイミングがありませんでした」

とぼくが返すと、「うーん、そっか~」などと漏らしながら彼はまたタブレットを弄り始めます。

そして数分後、「じゃあ、こんなのはどうかな」とタブレットを再びぼくの前に。

しかしそこには、さっきのとは異なる不動産会社の営業の求人ページが。。。

(ん?こいつ俺の話聞いてんのか?)と思いながら、

ぼく
「いや、ですから、ぼくがしたいのは……」

と口を開くと、彼の表情は一変します。

そして、「民間の経験がないのにこのタイミングでそんな仕事就ける訳がない」だとか、「いいから、とりあえず今回はこちらの言うことを聞いた方がいい」などと高圧的な態度を取り始めるようになりました。

彼のその態度を見て、ぼくは言葉を失いました。そしてその後、とりあえずその求人に応募するよう執拗に彼に粘られました。

ドトールに入ってから5時間くらいが経過した頃でしょうか、煮え切らないぼくの態度を見て、彼は、

バーバリー
じゃあとりあえず今日はこの辺にしようか。また何かあったら声掛けてね

とそそくさと先に店を出て行ってしまいました。

翌日からも、ぼくの希望していない様々な職種を彼が一方的に紹介してきました。

最初こそは、誠実に断りの返事を出していましたが、途中で面倒になったのか、その後ある時を境にバーバリーからの連絡は途絶えました。

結局、その時に選考中だった企業から合格の通知をもらい、ぼくはそこに就職することにしたのでした。

 

転職エージェントはちゃんと選ぶべき

こういった求職者の希望を全く聞かず紹介したい求人だけをただ提示してくるエージェントもいるにはいます。

もちろん、大手ではないエージェントは登録者数が少ないために、きめ細やかなサービスを受けることが出来るといった利点はありますが、反面、大手と比べると求人数が少ないのがやはり難点です。

転職エージェントを利用する際は、両者の良い面と悪い面を比較しながらよく検討し、並行して利用するのがいいのかもしれません。

という訳で今回はぼくが実際に体験した転職エージェントの話を紹介してみました。

とりあえず、これ以上バーバリーの被害者になってしまう転職希望者が出ないことを望みます。

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