堀江貴文さんの「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」 に書かれている「本音で生きていない人」がまさしく自分のことだった




仕事の疲れとストレスがMAXまで溜まった金曜日。
気が付くと、僕は一冊の本を衝動買いしていた。

それがこの本↓

普段読む本といえば大半が小説である僕にとって、こうした「人生におけるハウツー的な本」を買うことはかなり珍しかった。

自分の生活の中に「他人が説く生き方のコツ」みたいなものを取り入れることに、なんとなく抵抗があったからだった。

しかし、なんとなくタイトルが気になったのと、流し読みをした感じで「ちょっと面白いかも」と思わせる魅力がこの本にはあった。

人は本音のまま生きるのは難しい、と個人的には思う。

「本当はやりたいことがあるけど今の生活があるから」だとか、
「周囲と上手くやっていくために自分の意見を言うことはほとんどないし、行きたくもない飲み会にも仕方なく参加するようにしている」という人は世間には沢山いるはずだ。

大半の人が思い込んでいるであろうこと。
それは「今の安定した状態を保つため」には「本当の自分の気持ちを抑え込まなければならない」ということ。

大小問わず、誰しも必ず「いつかは叶えたい夢」をそれぞれの胸に抱き、日々の生活を送っているのではないだろうか。

しかし、そうした夢の実現に向け、普段から熱心に行動している人はそう多くない、と僕は思っている。

「いや、勝手なこと言うな。俺はちゃんと行動してるから」

そういう人が仮にいるのだとすれば、その人はしっかりした志を持ち、夢の実現に向け日々努力を重ねることが出来る優れた人物だ。

問題なのは「やりたいこと」があるのにも関わらず、それには一切手をつけず、如何に自分が「やりたいことを出来ないか」の理由を探している人。
多分、そうした人はそれまで主張していた「やりたいこと」できる環境が整ったところで、「他のやりたいことが出来ない理由」を新たに探し、また同じことの繰り返しになる。

 

人間関係においてもそう。

ぼくらは本音で他人に接することがなかなできない。

「反対意見を言うことで相手との関係が拗れてしまうのでは」と心配するあまり、思ってもなかった他人の意見に同調し、その場をやり過ごそうとする。
一見、波風が立たなかったことで良好な関係が保たれているとその場では錯覚してしまうが、それはあくまでも「相手にとっては」ということに他ならず、改めて自分の視点に立って考えてみると、そこにある関係は必ずしも「良質な関係」とは言い難い。

これは男女間の関係でよくある話だと思う。
「嫌われたくないから本音を言わないで我慢して付き合っている」といったカップルはこの世にはどれ程存在しているのだろうか。

僕も以前付き合っていた女性には、どんなに嫌なことがあっても関係の破綻を避けようとするあまり、言いたいことを言えなかった経験があった。
本当に恐れるべきは、「恋人同士の関係が破綻すること」ではなく、言いたいことが言い合えない、謂わば「良質ではない関係が無為に続いていくこと」であったのだと、今になってようやく気が付いた。

 

「本音で生きる」で堀江さんが語ること

本書では主に、人々が本音で生きていけるようになるにはどうすれば良いのか、といった内容に焦点が当てられ、堀江さん独自の視点でその解決方法が書かれている。

そのために大事だとされるのは以下の3つ。

  1. 言い訳をしないこと
  2. バランスをとらないこと
  3. 「自意識」と「プライド」を捨てること

 

字面にすると一見簡単そうに見える主張内容だが、実際僕のような凡人が実践するとなると、これらはとても難しい。
というか、意識していないと自分がいつの間にかこれらの悪習が得意な人間になっていることに気が付く。

僕は本業以外に叶えたい夢があり、普段の生活の合間を縫って努力しているつもりであるが、如何せん「時間がない」ことにしばしば悩むことがある。

著者は本書の中で「世の中はトレードオフだ。時間がないならどちらかに決めなければならない」と主張する。

「今の生活を保ったまま、出来れば成功したい」なんて話は、確かに虫の良い話なのだろう。
今の生活に満足していないなら、何故保険をかけたような人生を歩もうとするのか。

でもだからと言って、大した収入も得られない夢に関することに取り組んでいるだけでは、現実的な話、明日のご飯が食べられない状況に陥ってしまう。
生活に対しての不安を抱えた状態では、当然夢に対して真摯に向き合うことが出来なくなってしまうのではないだろうか、と僕は思う。

そうしたうだうだした僕の思考回路が見透かされているように、本書では「バランスなんかとらなくていい」とも書かれている。

バランスを維持したまま、新しいことなど出来る訳がない。現状を変えることなく、物事のいいとこどりをしようというのは不可能というものだ。
心躍る体験を味わおうとすれば。そのために費やす時間も必要になるし、失敗のリスクもある。物事はすべてトレードオフであり、例外はない。

「本音で生きる(p.67)」 より

 

この本を読んでから「トレードオフ」という言葉が僕の頭から離れない。
昔、「鋼の錬金術師」という漫画に「等価交換」という言葉が良く出てきたが、ニュアンスとしてはほぼ同じだ。

子供を養ったりしなければならない状況を除いたら、別に正社員でなくても、生活していくためのお金を稼ぐ手段は現代には沢山ある訳で、
どうしても叶えたい夢があるのなら、アルバイトでも派遣社員でも、夢のために費やせる時間を確保できる働き方に変える必要があるのかもしれない。

「やりたいことがあるけどできない」と言い訳ばかりしている僕のような人は、本当に読んだ方がいいと思った本だった。

 

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